「もう少し準備してから始めよう」
この言葉を、何度自分に言い聞かせてきただろう。
何かを始めようとするとき、
頭の中では何度もシミュレーションをして、
情報も集めて、
失敗しそうなパターンも一通り想定する。
それでも、なぜか最初の一歩が踏み出せない。
昔からそうだった。
ドラクエで言えば、
最初の村の周辺でレベルを上げられるだけ上げて、
装備も整えて、回復アイテムも満タンにしてから、
ようやくボスに向かうタイプ。
実際、そのやり方で大きく失敗した記憶はあまりない。
だからずっと、こう思っていた。
「自分は慎重な努力家だ」
「準備を大事にする堅実な性格だ」
でも最近、その認識が少しズレている気がしてきた。
行動できない原因は「準備不足」ではなかった
何かを始めようとするたびに、
理由をつけて先延ばししてしまう。
- まだ方向性が定まっていない
- 今はタイミングじゃない気がする
- もう少し調べてからにしよう
そうやって考えているうちに、
気づけば時間だけが過ぎていく。
不思議なのは、
「何も考えていない」わけではないことだ。
むしろ逆で、
考えすぎるほど考えている。
情報も集めているし、
リスクもある程度は理解している。
それでも動けない。
ここで、ある考えに行き着いた。
これは準備不足じゃない。
単なる失敗を避けたい気持ちなのではないか。
努力家と恐怖回避型は、見た目がそっくりだ
外から見ると、
努力家と恐怖回避型はとてもよく似ている。
どちらも
- 勉強する
- 調べる
- 計画を立てる
でも、内側の動機が違う。
努力家は、
「より良い結果を出したい」
恐怖回避型は、
「失敗したくない」
「傷つきたくない」
自分の場合、正直に言うと後者だと思う。
失敗して
「やっぱり無理だった」
「時間を無駄にした」
と確認してしまうのが怖い。
だから、
「まだ準備中だから失敗していない」
という状態に居続ける。
それはとても安全だ。
少なくとも、自尊心は守られる。
動かないことで、何も失わない代わりに
動かなければ、
大きく傷つくこともない。
でも同時に、
何かを得ることもない。
失敗はしないけれど、
経験も増えない。
そのことに、最近になって少しずつ気づき始めた。
完璧な一歩より、不完全な一歩
考え方を一つだけ変えてみることにした。
完璧な形を目指さない。
正解かどうかも考えない。
ただ、
「今、何を考えているかを書く」
それだけでいいことにする。
うまくまとまっていなくてもいい。
オチがなくてもいい。
結論が出なくてもいい。
今の自分の状態を、そのまま残す。
今日の気づき
相変わらず、まだ怖い。
こうして文章を書いていても、
「これを外に出して意味があるのか?」
と考えてしまう。
でも、少なくとも一つだけ分かった。
準備が整うまで動けない性格は、
努力家というより、恐怖回避型だった。
それに気づけただけでも、
今日は少しだけ前に進んだ気がする。
この考えが正しいかどうかは、
まだ分からない。
たぶん、しばらく分からないままだと思う。
でも、今はそれでいい。
これは結論じゃなく、
ただの記録だから。
最後に
もしこの文章を読んで、
「自分のことかもしれない」
と感じた人がいたら、
それだけでこの記録には意味があったと思う。
正解は、まだ先にある。

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